のんびり ゆっくり

たんなるつぶやき

新たな一歩

被災地の中学生たちが、県内の安全な地域の施設に集団疎開して、そこで約2か月をめどに勉学に集中するという。

もちろん強制ではなく、希望する生徒たちが参加するらしいけど、おそらく、この状況下で「今、自分がすべきことは何か?」を真剣に考え「今は中学生として勉学に励むことが大事だ」と自覚した子たちが多かったのかな…と思った。希望制だから当然「行きたくない子」や「行けない事情を抱えている子」は、その気持ちを尊重して地元に残る。それはそれで大事な決断だし、大切なことだ。

しかし、どちらの選択をしても、私は「すごいなぁ」と感心するのだった。こんな大きな出来事が起きて、ショックで気が動転してもおかしくないのに、現実を見て決断し、そこから勇気を出して一歩踏み出そうとしているのだから。

地域の大人たちも、未来の希望を託して送り出したのかもしれない。責任をもって子ども達を引率指導する道を選んだ先生方、子どもをベストな環境においてあげたいと送り出すことを決断した親御さん、裏方に回って段取りや準備に奔走している教育関係者や行政職員などなど。いろんな大人たちが関わって、子ども達のために…と動いている。

被災して約半月。県全体で立ち上がり未来に向かって突き進む姿に、なんだか励まされたよ。立ち止まっている時間は無いよね。私もがんばる。

雪の中から草がひょっこりはん