のんびり ゆっくり

たんなるつぶやき

節分の思い出 ♯はてなお題「鬼」

 

昔、息子が保育園児だった頃、園の行事に「節分の豆まき」というものがあった。

これは、鬼に扮した保護者会のお父さんたちが「ガオー!」と叫んで大暴れしながら保育園に乱入し、そんな鬼たちを子供たちが力を合わせて「豆まき」によって退散させる…というものだった。

「おにはーそと!ふくわーうち!」

と、かわいらしく豆をまくような…そんな優しいもんじゃなく、子供たちはみんな鬼を怖がっていた。なかには、あまりの怖さにビビッてしまい泣き出す子も続出するような、なかなかハードな行事であった。

うちの息子も、節分が近づくにつれて「どうしたら鬼に勝てるかな…」と、少し強張った顔つきで話していた。

 

ちなみに、2月3日の当日は、鬼役のお父さんたちが「悪い子はしないかーー-!」とナマハゲみたいなセリフを言いながら、子供たちの前に登場する。

この時、お父さんたちは、小さな子供たちなら「本物の鬼だ!」と信じてしまうくらい、リアルな鬼コスプレ姿で登場していたらしい。(実の子でも、お父さんだとわからないくらいの完成度の高さw)

 

鬼ににらまれ「お前たちはいい子か?」「いい子になるか?」とドヤされた子供たちは、みんな泣きそうな声で「いい子です!」「いい子になります!」と答えていたそうな…。

しかし、勇気を振り絞り、みんなで話し合って決めた作戦を実行して戦い、最後は豆をまいて鬼を退治し、鬼たちを「いい鬼」に改心させたそうな…。

 

そんな当時の子供たちも、今はみんな成人している。息子も然り。

良い子ならぬ、みんな成長して「いい大人」になり、社会に出て頑張っている姿を見ると、あの時、鬼たちがかけてくれた「いい子(人)になれ!」のおまじないは、今も結構効いているぞ!…と思ったりしている。

 

 

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今週のお題「鬼」