目覚めた時、ざらっとした嫌な感触が残る夢を時々見る。
そんな嫌な夢によく出てくるのが、「遅刻しそうになる」というシーン。
それも高校時代。
早く制服に着替えなくてはいけないのに、制服がない!
制服が見つかったのに、ひどく汚れていて着れそうもない!
もう家をでなきゃいけない時間なのに、なかなか家を出られない!
焦る焦る…。
こうして何とか身支度を済ませて、家を出るけど、学校までの道のりが遠くて、なかなか辿り着かない!
ようやく学校に着いたけど、もう始まっていた。完全な遅刻。
もう授業が始まっているよ!単位がヤバい!
…という嫌ーなムードの中で、ガバッと目が覚めるのだった。
ちなみに私は、ちゃんと高校は卒業している。遅刻はしたことが無いし、毎日きちんと登校していた。だけど、高校生の時は陰キャラだったから、充実していたとは言い難い3年間だった。勉強しないで遊んでばかりいたから、授業も苦痛だったし、どちらかといえば、あまり楽しくない高校生活だった。
だからかな?
自分では意識していなかったけど、実はトラウマになっていたのかもしれない。
それで、高校時代を舞台にした嫌な夢を時々見てしまうのだろう。
微妙にシチュエーションが異なることもあるけど、「高校」「遅刻」「制服」「単位ヤバい」は必ず出てくるんだもの。
心はごまかせないんだな…と、しみじみ思う。
◇
ちなみに、夢の中の私は、この時、人生最大のピンチを迎えていて、顔が青ざめ、脂汗がにじみ出て、嫌な気分Maxでストレスをひどく感じている。臨場感はかなりある。
だから、夢から覚めた後も、あの嫌な気分が尾を引いていて、ずっとモヤモヤしてしまうのだ。
リアル社会のピンチは、怖がらずしっかり向き合い、トコトン取り組めば、時期が来ていつかは抜け出すことができるけど、夢の世界では、同じことを何度もリピ再生してくるから、結構つらいんだよね。
どうしたら夢のピンチから抜け出せるんだろう。
今度、また遅刻する夢を見たら、遅刻を恐れず、人目も気にせず、遅刻した体験を大いに楽しんで笑い飛ばしてしまえばいいんだろうか?
その勇気があるか否か…。
そうそう勇気だよね。
夢の中でも勇気を出して、人生や運命を変えてしまうこと。
これが必要なんだろうな…と思う。