のんびり ゆっくり

たんなるつぶやき

不誠実な人

 

「信用を失う」ことに疎い人。

世の中には、平気で不誠実さを発揮してくる輩がいる。

私は割と許容範囲が広くて、苦手なタイプだと感じてはいるものの、世の中そういう人もいるよね…と、相手の在り方もそれなりに認めて尊重し、受容してきた。

だけど、今は「こういうタイプの人とは一緒に居たくない。生理的にちょっと無理かな…」と感じるようになった。

根本的に「生き方」そのものも価値観も合わない。

それは相手も同じことみたいで、私がどうしてそこまで「誠実さ」や「信用」を大事にしているのか?が、さっぱり理解できない様子だった。

 

ここで、「そうか、共存は無理なんだな」と初めて悟ったのだった。

 

 

これまでの人生を振り返ると、私は、平気で相手の信頼を踏みにじっている人々を見てきて、「娑婆の人間は、みんなこういうものだ…」と思いこんでいた。

 

人間って、みんな自分の都合のいいように平気で話を捻じ曲げ、嘘をつき、自分の損得のために堂々と裏切り、人を粗末に扱う。こんな人間関係が、この娑婆にはあふれかえっているのだ。

うっかり人を信用しようものなら、大きな傷を受けることになる。

 

そんな「誠実さの欠片も持たない未熟な人間」が、私はこの世界のほとんどを占めていると感じてきた。どんな人でも、こちらが心を許すと、平気で自分のエゴをゴイゴイと押し付けてくる。

信用していた相手から不誠実さな態度や言動を平気で返され、困惑するたびに、私はこの世界に生きている間は「誠実な人」を求めることは諦めよう…と思った。

そして、「不誠実な人間」のことも肯定的に受け入れて、彼らと共存していかなくてはいけないんだ…と、そう腹をくくってきたのだ。

 

だけど、最近になり、「ん?ちょっと待てよ」と思い直すことが増えてきた。

今まで生きてきた中で、確かに不誠実な人間も多いけど、ちゃんと誠実さと信用のキャッチボールができる人々も存在している。

この娑婆ではなかなか出会えない、非常に希少価値の高い「信用できる人」たちと、最近、あちこちで出会うようになり、私の周りに「安心できる世界」が構築されつつある。

 

そして、今になり、不誠実な人たちと私とは、実は「住む世界が全く違っていたんだ」と、ようやく気付いたのだった。

 

いや、もしかしたら、私が自ら「不誠実な人々の世界」に飛び込んでいたのかもしれない…と。

 

 

だから、これからはキッチリ線を引いて、「誠実な人・信用する人があふれる世界」の住人になろう…と思う。

 

要は、信頼に重きを置く世界へ、私の意識を移行させる…ということだ。

 

もう、面倒な人たちに合わせることはやめた。

不誠実な人々は、どこまで行っても不誠実なままだし、不誠実さが彼らのキャラなんだから、そこはちゃんと尊重したいとと思う。

尊重するからこそ、無理してあいてに合わせず、また、相手を変えようとせず、相手が伸び伸びと不誠実な人生を歩めるように、私はそっと距離を置くべきだ…と思った。

 

なんだか今日は長々と書いちゃったわ。

そういう日なのよ、きっと。たくさん書きたい日。

 

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