今日は、お買い物ついでにクリーニング店に出していたセーターを引き取ってきた。
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実はこのセーター、夫が大事にしまっておいたもの。先月、久しぶりにつづらから引っ張り出して、私に「着る?」と聞いてきた。手編みだしウールだし、昭和のものだからとても質はいい。気に入った。
しかし、長い間つづらの中に保存されていたため、防虫剤の臭いが強烈に染みついていた。夫は「この匂いが良いんだよ。虫よけ効果がある証拠。」というけど、私にはとても無理…。
刺激で目や頭が痛くなるし、鼻も曲がりそうだし、何よりこの臭いの元となっている薬剤を吸い込んで、肺がやられないか?・・・と心配になる。
外干しして風に当てたけど、長い年月かけて滲み込んだ臭いはそう簡単には取れてくれない。
そこで、クリーニングに出して臭いを取ってもらうことにした。
店員さんに聞いてみると、通常よりもお値段が少し高めで、半月くらい時間がかかるらしい。それでもプロに頼んだ方が良いだろうと考え、思い切ってお願いしてみた。
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こうして待つこと半月。
受け取り時に、店頭のカウンターで臭いの確認をさせてもらったけど、驚くほどきれいに臭いは消えていた。
良かった~。これで周囲を気にしなくても済む。
それにしても、昔の防虫剤は強烈な臭いだった。衣替えの度に、あの匂いを漂わせた服をみんな着ていたのだ。学校の制服やコートにもしみついていた。
今思うと、すごい時代だったなぁ。